スーツケースの鍵紛失!壊さず開ける裏ワザと空港・業者の緊急対処法
スーツケースの鍵紛失!壊さず開ける裏ワザと空港・業者の緊急対処法の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
SNSや動画サイトで拡散されている「ヘアピンや安全ピンを使えば数秒でスーツケースが開く」という言説には、深刻な落とし穴が存在します。ヘアピンでスーツケース鍵開けの真相を検証すべく、大手鍵修理業者の技術担当者に取材したところ、現場の実態はネットの情報とは大きくかけ離れていました。
「動画で紹介されているのは、あらかじめ内部のシリンダーを緩めた撮影用の古いケースか、極めて安価な簡易南京錠がほとんどです。近年のシリンダー錠はピッキング対策が施されており、先端の太いヘアピンを無理に差し込んでも回転トルクがかかりません。むしろピンの先端が鍵穴内部で折れて詰まり、最終的にシリンダー全体をドリルで破壊するしかなくなるケースが毎週のように持ち込まれます」
また、ファスナータイプのスーツケースにおいて「ボールペンの先端をファスナーのエレメント(噛み合わせ)に突き刺せば開く」という海外発祥の裏技も広く知られています。確かにファスナー自体はペン先で押し広げれば一瞬で開きますが、一度エレメントを破断させると、スライダーを往復させても二度と元通りに噛み合わなくなるリスクが極めて高い手法です。中身を取り出せたとしても、そのスーツケースは二度と閉まらなくなり、旅先で丸ごとゴミと化します。応急処置としてはあまりにも代償が大きいため、推奨できません。