名曲『早春賦』の作詞家・吉丸一昌の知られざる秘話と衝撃の真実
名曲『早春賦』の作詞家・吉丸一昌の知られざる秘話と衝撃の真実の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
彼の数ある業績の中でも、屈指の金字塔として輝くのが『早春賦』だ。この楽曲の作曲を手掛けたのは、当時弱冠26歳の新進気鋭の作曲家・中田章である。東京音楽学校の同僚でもあった二人のタッグは、まさに伝統と革新の化学反応を生み出すこととなった。
長野県安曇野の厳しい冬から春へと向かう微妙な季節の揺らぎを描いたとされるこの歌詞。実は、完成に至るまで中田章との間には言葉の音調とメロディの起伏をめぐる激しい議論が交わされていた。言葉の韻律を崩したくない作詞家と、西洋音楽の美しい旋律美を追求したい作曲家。互いの妥協を許さないプロ意識が激突した末に生まれたからこそ、あの優美で哀愁を帯びたメロディと完璧に密着した詞文が誕生したのである。