誰も知らない実話の闇と長男の現在地|巣鴨置き去り事件の真実

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映画のモデルとなった「巣鴨子供置き去り事件」の始まりは、身勝手な母親の逃避行だった。父親の異なる複数の子どもを出産しながら出生届を出さず、学校へ通わせることもなかった。長男が幼い妹たちの「保護者」代わりを務める生活は、母親が新しい愛人と同棲するために部屋を去ったことで完全に破綻へと向かう。

仕送りが途絶え、空腹と孤独が限界に達した部屋には、いつしか長男の不良仲間が出入りするようになった。そして起きた最悪の悲劇。当時2歳だった末の妹に対する仲間の暴行死事件である。映画では妹の死因が椅子からの転落事故として情緒的に描かれたが、現実はあまりにも無慈悲だった。少年の稚拙な隠蔽工作によって遺体は秩父の山林へと運ばれ、事件は最悪の結末を迎えることとなった。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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