乳化剤の危険性と体に悪い噂の真相|腸内環境や発がん性を徹底検証
乳化剤の危険性と体に悪い噂の真相|腸内環境や発がん性を徹底検証に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
消費者が最も強い不安を抱くのが、乳化剤の発がん性の真相です。結論から述べると、現在日本国内で認可されている乳化剤について、日常的な食事から摂取する範囲で発がん性を裏付ける公的な科学的証拠はありません。
食品安全行政を担う厚生労働省および内閣府食品安全委員会は、国際的な評価機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)のガイドラインに準拠し、極めて厳格な毒性評価試験を実施しています。具体的には、ラット等の動物を用いた反復投与毒性試験、繁殖毒性試験、そして変異原性・発がん性試験を行い、何ら毒性影響が認められなかった最大投与量である「無毒性量(NOAEL)」を特定します。
その無毒性量に対し、さらに安全係数として100(動物とヒトの種差10倍 × 個人差10倍)で割った数値を一日摂取許容量(ADI)として設定します。つまり、人間が一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康影響が出ないと科学的に確認された量の、さらに100分の1以下という極めて厳格な基準が乳化剤の厚生労働省基準として機能しています。
過去には一部の古い合成添加物に発がん性の疑いから使用禁止となった事例(発がん性が確認されたAF2など)が存在したため、添加物全体に対する警戒感が根強く残っていますが、現在流通している乳化剤において発がんリスクを理由に使用制限されているものはありません。