一富士二鷹三茄子の続きとは?四扇五煙草六座頭の真相と由来を解説

一富士二鷹三茄子の続きとは?四扇五煙草六座頭の真相と由来を解説の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

「一富士二鷹三茄子」のあとに続く言葉をご存知でしょうか。江戸時代中期の国学者・山崎美成が著した随筆『名語記』や当時の狂歌集などに記録されている正式な続きは、「四扇、五煙草、六座頭(しせん、ごたばこ、ろくざとう)」です。

単なる語呂合わせの付け足しではなく、実は「1〜3」と「4〜6」がそれぞれ対の構造になっており、縁起の良さを二重に補強する極めて緻密な言葉遊びが施されています。

  • 四扇(しせん/よんおうぎ):扇(おうぎ)は「末広がり」を象徴し、商売繁盛や子孫繁栄、未来への発展を意味します。これは「一富士」の山裾が広がる雄大な形状と対応しています。
  • 五煙草(ごたばこ):煙草の煙が空高く昇っていく様子から「運気上昇」や「出世」を象徴します。また、人が集まる祝いの席で嗜まれたことから社交運の向上も表し、空高く舞い上がる「二鷹」と対を成しています。
  • 六座頭(ろくざとう):座頭とは、琵琶や鍼灸などを生業とした盲目の法師のことです。頭を剃髪していたことから「毛がない」=「怪我がない(無病息災・家内安全)」という強力な語呂合わせが込められており、実をつける「三茄子(事を成す)」と対を成して無事を祈願しています。

このように、前半の3つで「高い目標・飛躍・大願成就」という陽のエネルギーを示し、後半の3つで「末広がり・運気上昇・無病息災」という守りと発展のバランスを整える構成になっている点が、江戸庶民の洗練された知恵を感じさせます。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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