マカオとはどんな場所?歴史からカジノ・治安・世界遺産まで徹底解剖
マカオとはどんな場所?歴史からカジノ・治安・世界遺産まで徹底解剖について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。
マカオの街を歩くと、東洋と西洋の文化が美しく調和した独特の景観に目を奪われます。この景観が生まれた起点となったのが、大航海時代の16世紀中葉、1557年にポルトガル人が居住権を獲得したことに始まります。以来、1999年の返還に至るまでの約442年間に及ぶポルトガル統治の歴史が、マカオの街並みと食文化に決定的な刻印を残しました。
2005年、ユネスコ世界文化遺産に登録された「マカオ歴史市街地区」は、隣接する8つの広場と22の歴史的建築物(計30の資産)から構成されています。最大の見どころである「聖パウロ天主堂跡(Ruins of St. Paul's)」は、1602年から日本人キリシタン石工らの手も借りて建造されたイエズス会の教会でしたが、1835年の火災により壮麗な南側ファサード(正面壁)と大階段のみが奇跡的に残存しました。東洋の龍や菊の紋様と西洋の聖母マリア像がひとつの石壁に彫り込まれた姿は、文化越境の象徴です。
波模様の石畳(カルサーダス)が敷き詰められた「セナド広場」から聖ドミニコ教会、ギア要塞へと続く路地裏には、コロニアル調の建築と中国伝統の寺院(媽閣廟など)が隣り合わせに佇んでいます。散策の合間に楽しみたいのが、マカオグルメの象徴であるマカオエッグタルトの名店巡りです。コロアネ島発祥の「ロード・ストウズ・ベーカリー(Lord Stow's Bakery)」が焼き上げる、サクサクのパイ生地と焦げ目の香ばしい濃厚カスタードは、英国人アンドリュー・ストウ氏がポルトガルの伝統菓子パステル・デ・ナタを独自にアレンジして誕生した逸品として世界中から愛されています。