樹木希林の結婚歴と波乱の愛|岸田森との別れから内田裕也との真実まで
樹木希林の結婚歴と波乱の愛|岸田森との別れから内田裕也との真実までを詳しくリサーチ! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。
樹木希林と内田裕也の夫婦生活を語るうえで、日本法曹界・芸能史に残る最大の事件が1981年の「離婚無効裁判」です。
別居が常態化していた1981年5月、内田裕也は樹木希林に一切の相談もなく、区役所に無断で離婚届を提出し、受理されてしまいました。海外渡航先から帰国してこの事実を知った樹木希林は、即座に猛反発。「一方的な離婚は認められない」として、離婚無効の確認を求める民事訴訟を東京家庭裁判所に起こしたのです。
当時、夫側から出された離婚届を妻側が裁判で争って無効に持ち込もうとするケースは極めて異例であり、連日ワイドショーで大々的に報道されました。裁判の結果、樹木側の主張が全面的に認められ、1981年9月に勝訴が確定。法的にふたりの婚姻関係は継続されることになりました。
なぜ樹木希林は、同居もせずトラブル続きの夫との婚姻にそこまでこだわったのか。後年のテレビ特番や自著での告白において、彼女は次のように語っています。
「あの人をひとりにしたら、どこかで歯止めが効かなくなって誰かに迷惑をかけるかもしれない」「私にとっては、魂の深いところでつながっている唯一の存在だった」。
形式的な夫婦の枠組みを守るためではなく、内田裕也という破滅的な才能を社会的に繋ぎ止める「重石」を引き受けるという、覚悟に満ちた選択でした。