血液検査前の食事は何時間前まで?食べてしまった時の対処法と数値の真相

血液検査前の食事は何時間前まで?食べてしまった時の対処法と数値の真相について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

健診当日の朝食抜きにばかり気を取られ、前夜の過ごし方や薬の取り扱いで検査結果を狂わせてしまうケースも目立ちます。特に重要なのが前日のアルコール・飲酒制限と血液検査前の常備薬の服用判断です。

アルコールは肝臓の解毒機能を酷使するため、前夜深酒をしてしまうと肝胆道系酵素である「γ-GTP」や「AST(GOT)」「ALT(GPT)」が急激に跳ね上がります。また、アルコール代謝の過程で尿酸の排泄が阻害されるため、尿酸値の急上昇も引き起こします。日本人間ドック学会の標準指導方針では、前日の飲酒は「前夜の夕食時までに適量(ビール500ml程度以下)で切り上げるか、原則として休肝日とすること」が推奨されています。

一方で、命に直結する重要な問題が日頃飲んでいる「持病の薬」の判断です。自己判断で中止したり服用したりすることで重篤な事故が起こるケースがあります。判断の境界線は以下の通り確立されています。

  • 必ず飲むべき薬(降圧薬・抗不整脈薬など):血圧を下げる薬や心臓の薬は、健診当日の朝午前6時〜7時頃までに、少量の水(コップ半分程度)で必ず服用します。服用を中断して検査に臨むと、受付時の測定で血圧が極度に上昇し、胃カメラや負荷心電図などの検査が安全管理上中止される恐れがあります。
  • 絶対に飲んではいけない薬(血糖降下薬・インスリン注射):糖尿病の治療薬を朝食を抜いた状態で内服・注射すると、急激な低血糖発作を引き起こし、意識障害や昏睡に陥る極めて危険な状態を招きます。当日の朝食を絶食している間は、自己判断で使用せず休薬するのが鉄則です。

血液をサラサラにする抗血小板薬・抗凝固薬や甲状腺疾患の薬などは、同日に行われる生検(組織採取)の有無によって対応が分かれます。必ず事前(受診の1〜2週間前)にかかりつけ医へ「健康診断当日の服薬方針」を確認しておくことが不可欠です。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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