なぜ日本のプロ野球からダブルヘッダーは消えた?語源と日米の現在地
なぜ日本のプロ野球からダブルヘッダーは消えた?語源と日米の現在地とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。
スポーツ用語として完全に定着している「ダブルヘッダー」ですが、英語表記は「doubleheader」と綴ります。そのルーツは野球発祥の地アメリカにあり、元々は19世紀後半の鉄道業界で使われていたスラングでした。
当時、急勾配の峠越えや長大な貨物列車を牽引する際、列車の先頭(ヘッド)に機関車を2両連結して走らせる運行形態を「ダブルヘッダー」と呼んでいました。この「2つの頭を持つ強力な編成」というビジュアルが転じて、1890年代頃から野球界で「同じ日に同じ球場で2試合続けて開催する特別興行」をダブルヘッダーと呼ぶようになったとされています。
野球における基本的な定義は「同一チーム同士が、同一の球場で1日に2試合を戦うこと」です。ただし、アマチュアや独立リーグなどでは、異なるチーム同士が同一球場で変則的に試合を行うケースもあり、広義には「1日で2つの公式戦を行うイベント全体」を指す言葉として浸透しています。