「推す」とは単なるファンとどう違う?巨大経済を生む心理の真実
「推す」とは単なるファンとどう違う?巨大経済を生む心理の真実の疑問点について、最新情報を基に徹底解説します。
誰かを熱狂的に支え、共に歩む文化は決して突発的に生まれたものではない。その脈々たる系譜の象徴として挙げられるのが宝塚歌劇団だ。百年以上にわたり、ファンは贔屓(ひいき)のスターを下級生時代から見守り、トップスターへと登り詰める長いストーリーを共有してきた。劇場という空間で育まれる濃厚な絆は、日本の参加型エンタメビジネスの原形と言える。
この伝統的な構造を現代のアイドルカルチャーへと最適化し、爆発的な支持を得たのが、プロデューサーとしての指原莉乃である。元アイドルとしての当事者目線と客観的なマーケティング感覚を兼ね備えた彼女のセルフプロデュース力は、ファンに「私たちがこのグループを育てている」という強烈な当事者意識を植え付ける。時代が変わろうとも、成長プロセスに立ち会い、熱量を共有するという応援の根幹は不変だ。