柿の木を庭に植えてはいけない理由とは?切ると祟る真相と後悔防ぐ術
柿の木を庭に植えてはいけない理由とは?切ると祟る真相と後悔防ぐ術について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。
数々のリスクが存在するとはいえ、正しい栽培知識と適切な管理技術を持っていれば、柿の木は毎秋に極上の果実を届けてくれる優秀な果樹です。失敗しないための基本管理を解説します。
最も重要な作業が、冬場に行う剪定です。柿の木の剪定時期は、樹木が完全に活動を休止する12月〜2月の冬季が絶対の鉄則です。新芽が動き出す3月以降に太い枝を切ると、吸い上げた樹液が切り口から止まらなくなり、樹勢を致命的に弱めてしまいます。
柿の木は「前年伸びた枝の先端付近の芽」に翌春花芽がつきます。そのため、すべての枝先を一様に切り詰める(強剪定する)と、花芽をすべて切り落とすことになり、「枝葉ばかり生い茂って実は1個もつかない」という典型的な失敗に陥ります。上に向かって勢いよく伸びる不要な立ち枝(徒長枝)や内側に向かう枝は元から間引き、横に広がる充実した枝の先端は残す「間引き剪定」を主体に行います。
健康な木を維持するための肥料の時期は、年に2〜3回に分けて施すのが基準です。
- 元肥(12月〜2月):春の萌芽と展葉を支えるため、油かすや骨粉、完熟牛糞堆肥などの有機質肥料を樹冠の下に均等に埋め込みます。
- 追肥(7月上旬):果実の肥大を促すため、速効性の化成肥料を少量施します。ただし、チッソ分を与えすぎると新梢が伸びすぎて生理落果を助長するため、カリやリン酸を主体とします。
- お礼肥(11月収穫後):果実を実らせて体力を消耗した樹勢を回復させるため、化成肥料を薄く撒きます。
庭木選びや収穫時に知っておくべき甘柿と渋柿の見分け方ですが、外見だけで確実に見分けるのはプロでも困難な場合があります。外観上の特徴として、甘柿(富有や次郎など)は果実が扁平で丸みがあり、果頂部が平らな傾向があります。対して渋柿(平核無や西条など)は、先端が尖ったハート型や縦長の釣鐘型をしているものが多数を占めます。
より確実な見分け方は、果実を切断した際の果肉の断面観察です。甘柿は果肉全体に黒や茶色の斑点(タンニンが不溶化して固まった「ゴマ」)が無数に入り、渋みが抜けているサインを示します。一方、断面が透き通るような均一のオレンジ色でゴマが全くないものは、タンニンが水に溶ける状態のまま残っている渋柿であると判断できます。