虫刺されの種類と症状見分け方|腫れ・水ぶくれ・痒みの原因特定
虫刺されの種類と症状見分け方|腫れ・水ぶくれ・痒みの原因特定の主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
皮膚科の臨床現場やSNSのリアルな被害報告で特に相談件数が急増しているのが、トコジラミ、ブヨ、チャドクガ、ノミによる皮膚トラブルです。外見上の特徴的なサインを解説します。
トコジラミ:2箇所以上の「刺し直し痕」と直線性
ホテル宿泊後や輸入家具の搬入後に発症が目立つトコジラミは、吸血中に人が動くと一度離れて隣の皮膚を再度刺す習性があります。そのため、トコジラミの刺され跡の写真や臨床所見を見ると、赤く腫れ上がった発疹が2〜3個並んで直線状または三角形に配置されているケースが極めて多く見られます。痒みは蚊の比ではなく、夜間に増悪して不眠に陥る患者が後を絶ちません。
ブヨ(ブユ):中央の「出血点」と尋常ではない腫脹
キャンプやゴルフなどのレジャー後に足首が丸太のように腫れ上がるのがブヨ被害です。ブヨは蚊のように針を刺すのではなく、皮膚を噛みちぎってにじみ出た血液を吸うため、患部の中央に小さな血の塊(出血点)が残るのが決定的な特徴です。刺された直後は無自覚でも、翌日以降にアレルギー反応が爆発し、歩行困難になるほどの熱感と痛痒さを引き起こします。
チャドクガ:帯状・集簇性に広がる無数の小丘疹
庭木の剪定や公園の散歩後に首筋や腕が真っ赤に腫れ上がる場合、チャドクガの微細な毒針毛(約0.1ミリ)による接触皮膚炎が疑われます。チャドクガは直接触れなくても、風に乗って飛散した毛が衣服に付着するだけで発症します。粟粒大の赤いプツプツが数十個単位で密集して広がるのが特徴で、痒みに任せて掻きむしると皮膚上で毒針毛がさらに広がり、症状が全身へ拡大します。
ノミ:足首周辺を狙い撃ちにする水疱性紅斑
室内で飼育している犬猫や野良猫が媒介するネコノミは、成虫の体長が2〜3ミリ程度でジャンプ力が約30センチあります。そのため、ノミに刺された跡は膝から下(すね・足首・足の甲)に集中します。刺された箇所は鮮紅色に盛り上がり、中心に小さな水ぶくれを伴う強い痒みが生じます。ペットの駆虫だけでなく、畳やカーペットの隙間に潜む卵・幼虫を含めた室内駆除を徹底しなければ根絶できません。