直訳は通じない?「今年もよろしく」英語表現とビジネスメール決定版

直訳は通じない?「今年もよろしく」英語表現とビジネスメール決定版について徹底解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。

「直訳は通じない?『今年もよろしくお願いします』の英語表現を徹底解説!」という問いに対する結論は、「日本語と英語のコミュニケーション構造そのものが根本的に異なるから」です。日本語の「よろしくお願いします」は、将来発生するかもしれない不都合への予防線や、互いの関係性を丸ごと委ねる包括的な潤滑油として機能しています。しかし、契約社会を基盤とする英語圏では、具体的に「何を」よろしくお願いするのかを明示しない言葉は、文脈を失い宙に浮いてしまいます。

語学学校や外資系企業への取材で頻繁に耳にする最悪の失敗例が、直訳を試みた "Please treat me well this year as well." というフレーズです。ネイティブスピーカーにこの表現を聞かせると、一様に「なぜ自分があなたを特別扱いしなければならないのか」「まるで保護を求める子どものようだ」と困惑した表情を浮かべます。"treat me well" は「(私に)優しく接してほしい、虐待しないでほしい」という哀願や要求の響きを帯びてしまい、対等なビジネスパートナーシップを求める現場では極めて不適切です。

英語圏で新年の挨拶を行う際は、「よろしくお願いします」という言葉そのものを訳すのではなく、「本年も一緒にビジネスを前進させたい」「あなたと働けることを楽しみにしている」という具体的で前向きな意思表示に置き換える必要があります。文化の前提が「阿吽の呼吸(ハイコンテクスト)」から「明文化された意思(ローコンテクスト)」へと切り替わる点こそが、英語表現選びの出発点です。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest