アスパラガスの花が咲いたら?放置の危機と雄雌の見分け方・毒性の真相
アスパラガスの花が咲いたら?放置の危機と雄雌の見分け方・毒性の真相についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
アスパラガスは植物学上、雄花をつける「雄株(おすかぶ)」と雌花をつける「雌株(めすかぶ)」が完全に分かれている雌雄異株(しゆういしゅ)の代表格です。種から育てた場合、理論上の雌雄比率はほぼ1対1に分かれますが、農業経営や家庭菜園における生産性には歴然とした差が生じます。
雄株と雌株の決定的な違いは「果実を作るか否か」にあります。雌株は開花後に緑色から赤色へと変化する球形の果実をつけ、その中に種子を形成します。この種子形成プロセスは極めてエネルギー消費が激しく、地下茎に蓄えるべき養分を著しく消耗させます。一方の雄株は、花粉を飛ばした後は光合成で作った栄養のほぼすべてを地下の貯蔵根へダイレクトに送り込むことができるため、株全体の活力が衰えにくい特性を持ちます。
アスパラガス雄株と雌株の見分け方のポイントは、花の内部を覗き込むことです。花弁をルーペ等で拡大して観察したとき、花の中から鮮やかなオレンジ色の花粉袋(葯)が6本突き出していれば雄株です。一方、中央にぷっくりと膨らんだ黄緑色の子房(将来の実になる部分)があり、先が3つに分かれた白い柱頭が見えるものは雌株と断定できます。