アスパラガスの花が咲いたら?放置の危機と雄雌の見分け方・毒性の真相

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アスパラガスは植物学上、雄花をつける「雄株(おすかぶ)」と雌花をつける「雌株(めすかぶ)」が完全に分かれている雌雄異株(しゆういしゅ)の代表格です。種から育てた場合、理論上の雌雄比率はほぼ1対1に分かれますが、農業経営や家庭菜園における生産性には歴然とした差が生じます。

雄株と雌株の決定的な違いは「果実を作るか否か」にあります。雌株は開花後に緑色から赤色へと変化する球形の果実をつけ、その中に種子を形成します。この種子形成プロセスは極めてエネルギー消費が激しく、地下茎に蓄えるべき養分を著しく消耗させます。一方の雄株は、花粉を飛ばした後は光合成で作った栄養のほぼすべてを地下の貯蔵根へダイレクトに送り込むことができるため、株全体の活力が衰えにくい特性を持ちます。

比較項目雄株(オス)の特徴・数値雌株(メス)の特徴・数値栽培管理上の評価と対策花の形状と構造やや細長い鐘形(長さ5〜6mm)。鮮やかな橙黄色の葯(花粉袋)が6本目立つ。雄花より小ぶり(3〜4mm)。中心に白いめしべ(柱頭)と緑色の子房がある。ルーペや接写カメラを使えば開花直後から目視で100%識別可能。結実(実の有無)花が咲き終わると自然にポロポロと落下し、実は一切つかない。受粉すると直径6〜8mm程度の球状の果実を結び、秋に赤く熟す。雌株の実を確認したら、養分浪費を防ぐための速やかな摘果が推奨される。年間収穫量・萌芽数萌芽本数が非常に多く、雌株比で総収量が約20〜30%増加する。1本当たりの茎はやや太くなる傾向があるが、全体の萌芽本数は少ない。営利栽培では全雄品種(スーパーウェルカム等)が圧倒的に有利とされる。株の寿命と耐病性消耗が少なく根群が強壮に保たれ、10年以上の長期安定収穫が可能。結実負担により年数が経つほど根の活力が落ちやすく、茎枯病への感受性も増す。家庭菜園で雌株を維持する場合は、こまめな摘花・追肥管理が必須。

アスパラガス雄株と雌株の見分け方のポイントは、花の内部を覗き込むことです。花弁をルーペ等で拡大して観察したとき、花の中から鮮やかなオレンジ色の花粉袋(葯)が6本突き出していれば雄株です。一方、中央にぷっくりと膨らんだ黄緑色の子房(将来の実になる部分)があり、先が3つに分かれた白い柱頭が見えるものは雌株と断定できます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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