ユカタン半島で何が起きた?恐竜絶滅の真相とマヤの謎を徹底解説

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チチェン・イッツァの勇壮さとは対照的に、エレガントで洗練された装飾美を誇るのが、ユカタン半島北西部に位置するウシュマル遺跡です。古典期後期から終末期(西暦700〜1000年頃)にかけて繁栄を極めたこの古代都市は、プーク様式と呼ばれるマヤ建築の最高峰として名高い歴史的背景を持ちます。

小人が一夜にして造り上げたという伝説を持つ「魔法使いのピラミッド」は、マヤ建築では極めて珍しい楕円形の優美な曲線を持ち、独特の存在感を放ちます。また、「尼僧院」の中庭を取り囲む建造物群のファサードには、雨の神チャックの鼻をかたどった緻密なモザイク彫刻が無数に施されています。

年間降雨量が少なく干魃のリスクと隣り合わせだったウシュマルでは、雨水を貯める人工貯水池(アグアダ)や地下貯水槽(チュルトゥン)が発達しました。チャック神への祈りが壁面いっぱいに刻まれた壮麗なファサードは、自然への畏怖と当時の卓越した職人技術を今に伝えています。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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