スペイン国旗の意味とは?血と金の由来とヘラクレスの柱の真実

スペイン国旗の意味とは?血と金の由来とヘラクレスの柱の真実について見逃せない 注意点を分かりやすく解説いたします。

スペイン国旗は現地で親しみを込めて「ロヒグアルダ(Rojigualda)」と呼ばれます。「ロホ(赤)」と「グアルダ(キバナモクセイソウの黄色)」を組み合わせた呼称であり、上から赤・黄・赤の順で水平に並び、黄色の帯の幅は上下の赤い帯の2倍(比率 1:2:1)と規定されています。

一般的に広く流布しているのは、「赤は勇敢な兵士が流した血、黄色は豊かな国土と黄金」あるいは「赤は闘牛の興奮、黄色は降り注ぐ太陽の光」を象徴するというロマンティックな解釈です。レコンキスタ(国土回復運動)の激闘を想起させるこの説明は、国民的アイデンティティを語る物語として愛好されてきました。

しかし、歴史公文書や海軍史料が証明する事実は、はるかに合理的かつ軍事戦略的なものでした。1785年、スペイン国王カルロス3世が公布した勅令こそが現在の配色の直接の契機です。当時、スペイン・フランス・両シチリア王国など複数の欧州君主国を統治していたブルボン家は、共通して「白地に王家の紋章」を掲げた旗を使用していました。

これが波しぶきや硝煙が立ち込める外洋で致命的な問題を引き起こします。遠く離れた敵味方の識別が極めて困難であり、同士討ちや拿捕の危険が頻発していたのです。カルロス3世は海軍大臣アントニオ・バルデスに命じ、「水平線や曇天の海上でも圧倒的に目立つ旗」のコンペティションを実施。12の試案の中から選ばれたのが、原色同士で強烈なコントラストを放つ「赤・黄・赤」の組み合わせでした。当初は海軍の軍艦旗として誕生し、1843年にイサベル2世の治下で正式に全軍および国家を代表する旗へと昇格した経緯を持ちます。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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