香典袋の夫婦連名はどこまで書くべき?妻の名前や相場・中袋の作法を徹底検証
香典袋の夫婦連名はどこまで書くべき?妻の名前や相場・中袋の作法を徹底検証とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。
儀礼の知識があっても、実際の斎場受付では予想外のトラブルが発生しがちです。都内斎場の葬祭ディレクターや受付経験者の証言によると、特に混雑時の記帳や持参の作法において悪意のないマナー違反が見受けられます。
「香典袋は夫婦連名なのに、芳名帳には夫の名前しか書かれておらず、後から妻側のご親族だと判明して返礼の手配に混乱した」という声は少なくありません。夫婦で参列した際、芳名帳には夫婦それぞれのフルネームを並べて記帳するのが正解です。受付係は芳名帳と香典袋を照合して整理するため、記帳を夫ひとりで済ませてしまうと、香典袋の連名と整合性が取れなくなってしまいます。
また、持参する際の包み方にも作法が宿ります。香典の夫婦連名における袱紗(ふくさ)の包み方は、慶事とは逆の「左開き」です。袱紗をひし形に広げ、中央よりやや右寄りに香典袋を置き、右、下、上、左の順序で折り込みます。金封を取り出した後は袱紗を手早く畳み、その上に香典袋を表書きが相手から読める向きにして両手で差し出す所作が、故人と遺族への最大の礼意となります。
さらに見落とされがちなのが、香典の夫婦連名における水引の選び方です。通夜や葬儀では「一度きりで繰り返さない」という意味を持つ「結び切り」または「あわじ結び」の黒白の水引を選びます。金額が5万円以上の高額になる親族間の場合には、双銀(銀一色)の水引や大判の高級和紙袋を用いるのが格式に適した選択です。