マキの木剪定で葉先が枯れる理由とは?プロ直伝の失敗回避術2026
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健全な剪定を行っていても、突如としてマキの木が枯死の危機に瀕する要因が害虫被害です。特に温暖化の影響により、南西諸島や九州地方に限定されていた天敵害虫の生息域が急速に北上し、本州全域の住宅街で甚大な食害被害が報告されています。
今やマキを管理する上で避けて通れないマキの木害虫対策まとめとして、警戒すべき主要害虫は以下の3種です。
1. キオビエダシャク(最凶の食害虫)
体長数センチのシャクトリムシ(幼虫)が、イヌマキやラカンマキの新芽から成葉までを猛烈な勢いで食べ尽くします。放置するとわずか数週間で木全体が丸裸にされ、光合成不能に陥って枯死に至ります。成虫は黒地に鮮やかな黄色帯と青い金属光沢を持つ昼行性の蛾です。新芽が展開する5月〜6月と、秋口の年2〜3回発生します。幼虫を見つけ次第、スミチオン乳剤やトレボン乳剤などの適用薬剤を樹冠全体へムラなく散布することが唯一無二の対抗策です。
2. マキアブラムシとカイガラムシ
新芽の柔らかい組織や枝の隙間に群生し、樹液を吸汁して樹勢を衰えさせます。これらの害虫が排出する甘露(排泄物)にはカビが繁殖し、葉や枝が真っ黒な煤(すす)で覆われる「すす病」を誘発します。すす病にかかると見た目が著しく汚損されるだけでなく、葉の受光能力が遮断されて急速に木が弱体化します。
これらの病害虫を寄せ付けない最大の予防策こそが、前述した定期的な「透かし剪定」です。枝葉が過密になって風通しが悪く、湿気がこもった薄暗い樹冠内部は、カイガラムシやアブラムシにとって格好の増殖環境となります。剪定によって風の通り道を確保し、隅々まで太陽光を行き渡らせる構造を作るだけで、害虫の定着率を劇的に引き下げることが可能です。