もつとホルモンの違いとは?部位や語源の真相と鍋・焼肉の使い分け

もつとホルモンの違いとは?部位や語源の真相と鍋・焼肉の使い分けの基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

現代の精肉業界において、内臓肉は細分化され、それぞれの部位が持つ個性(テクスチャー、脂質含有量、適した調理法)に応じて厳密に管理されている。特に人気の高い「シマチョウ」と「マルチョウ」をはじめとする代表的な部位のデータを下表にまとめた。

項目(部位名)詳細・数値データ(100gあたり)一般的な基準・相場(100g)編集部の見解・評価牛マルチョウ(小腸)エネルギー:約287kcal
脂質:約26.1g
タンパク質:約9.3g350円〜550円前後
(国産牛基準)管状のまま裏返し、脂を内側に閉じ込めた形状。博多もつ鍋の甘みとジューシーさの源泉。牛シマチョウ(大腸・テッチャン)エネルギー:約162kcal
脂質:約13.4g
タンパク質:約9.7g380円〜600円前後
(国産牛基準)表面に縞模様がある。適度な脂身としっかりした歯ごたえが特徴で、焼肉用ホルモンの王道。豚シロ(大腸・小腸)エネルギー:約179kcal
脂質:約13.1g
タンパク質:約12.5g120円〜220円前後
(ボイル済流通が多め)関東の大衆もつ煮・もつ焼きの主役。牛に比べて脂が軽く、独特の風味と弾力がクセになる。牛センマイ(第3胃)エネルギー:約62kcal
脂質:約1.2g
タンパク質:約11.7g300円〜450円前後
(生食用・加熱用)圧倒的な低脂質・低カロリー。幾重にも重なるヒダのコリコリした食感が特徴で、酢味噌和えに最適。牛レバー(肝臓)エネルギー:約132kcal
鉄分:約4.0mg
ビタミンA:豊富250円〜400円前後
(加熱用限定)内臓肉の代表格。濃厚なコクと極めて高い鉄分を誇るが、鮮度と過熱具合で味わいが激変する。

※数値は文部科学省「日本食品標準成分表」および食肉卸大手各社の最新公表基準値に基づく平均値。

特筆すべきは、同じ牛の腸であっても小腸(マルチョウ)と大腸(シマチョウ)で脂質とカロリーが倍近く異なる点だ。マルチョウは管の内側に脂身を丸ごと巻き込んでいるため、口に入れた瞬間に脂の甘みが爆発する構造になっている。一方のシマチョウは、脂が適度についているものの皮面(ヒダ面)が厚く、噛みごたえと芳醇な肉の旨味を楽しむ設計になっている。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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