ぐでたま人気の真相!裏設定や誕生秘話から現在の活躍まで徹底解明

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サンリオの歴史において、ぐでたまの登場は明らかな「事件」でした。ハローキティやマイメロディのように、大きな瞳でこちらを見つめ、無条件の愛を届けてくれる存在とは対極に位置していたからです。

公式の制作秘話や当時のクリエイターインタビューによると、生みの親であるぐでたまデザイナーAmy(エイミー)氏がこのキャラクターを着想したのは、自宅で一人、卵かけご飯を食べていた日常のワンシーンでした。白身の上でだらんと横たわり、箸でつつかれても覇気なく揺れる黄身の姿を見た瞬間、「これは今の世の中を生きる人々の姿そのものではないか」と直感したといいます。優秀でありながら、先行き不透明な社会に対してどこか冷めており、やる気を出せない若者たちのメンタリティが、目の前のたまごに重なった瞬間でした。

2013年にサンリオ社内で開催された「食べキャラ総選挙」において、ぐでたまは鮮烈なデビューを飾ります。当時、社内でも「本当にサンリオから出していいのか」と激しい議論が巻き起こったと伝えられていますが、結果は一般投票で堂々の2位を獲得(1位は「KIRIMIちゃん.」)。この大反響を機に正式な商品化とメディアミックスが一気に動き出し、2014年春からはTBS系情報番組『あさチャン!』内でのショートアニメ放映がスタートしました。ぐでたま誕生秘話における最大の分岐点は、予定調和な可愛らしさをあえて捨て去り、生活者の「ありのままの疲労感」を肯定するリアリズムに舵を切った点にあります。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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