唾を飲むと耳がバリバリ鳴る原因とは?放置の危険度と正しい治し方

唾を飲むと耳がバリバリ鳴る原因とは?放置の危険度と正しい治し方に関する主要な事実を徹底的にまとめました。最新データをチェックしましょう。

唾を飲むと耳がバリバリ鳴る原因を正確に突き止めるには、音以外の付随症状に目を向ける必要があります。臨床現場で特に頻繁に診断される主要な4つの疾患について、それぞれの病態を整理します。

第1に挙げられるのが耳管開放症です。本来は閉鎖しているはずの耳管が何らかの理由で開きっぱなしになる疾患で、唾を飲み込んだ際の異音に加え、自分の声が異常に大きく響く「自声強調」や、自身の呼吸音が耳の中でゴーゴーと聴こえる症状が顕著に現れます。身体を前屈させたり横になったりすると一時的に症状が和らぐ点が、この疾患特有の鑑別ポイントです。

第2は対照的な病態である耳管狭窄症です。アレルギー性鼻炎や上気道炎(風邪)によって耳管の粘膜が腫れ上がり、管が塞がったまま正常に開かなくなる状態を指します。中耳腔が陰圧に傾くため鼓膜が内側に引っ張られ、頑固な耳の閉塞感つまりを伴います。唾液を飲み込んでも気圧が是正されず、無理に開こうとする際にバリバリと摩擦音が生じます。

第3に警戒すべきは滲出性中耳炎です。鼓膜の奥にサラサラした、あるいは粘り気のある液体が貯留する病気で、急性中耳炎のような激痛や発熱を伴わないケースが多いため、大人の間で見落とされがちです。嚥下によって液体の中で気泡が弾けることで「バリバリ」「グチュッ」という湿った異音が鳴り、音のこもり感や軽度の難聴を自覚します。

第4の盲点として顎関節症耳鳴りがあります。耳管を取り巻く筋肉群や神経は顎関節と解剖学的に極めて近い位置に存在します。歯ぎしり、食いしばり、噛み合わせの不調によって顎関節周辺の筋肉(口蓋帆張筋など)が持続的な緊張状態に陥ると、耳管の開閉運動が物理的に阻害され、咀嚼時や嚥下時に耳の奥でクリック音やバリ音が発生することが確認されています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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