食べた種が観葉植物に!アボカドの種育て方と失敗防ぐ水耕栽培の技
食べた種が観葉植物に!アボカドの種育て方と失敗防ぐ水耕栽培の技にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
鉢植えのアボカドを室内観葉植物として美しく保つためには、適切なカットバック処理が不可欠です。放置すると光を求めて一本の細い幹がひたすら上へヒョロヒョロと伸び、下葉が落ちて貧相な姿になってしまいます。
そこで実践したいのがアボカドの剪定と摘心方法です。苗の草丈が20〜30cm程度に達し、本葉がしっかり展開したら、茎の最上部にある新芽の生長点を指先や消毒した園芸バサミでカット(摘心=ピンチ)します。先端の成長を一時的に止めることで、側芽(脇芽)に養分が回り、左右から枝分かれして葉が密集したボリュームのある樹形に仕立てることができます。剪定の最適期は植物の回復力が高い5月〜7月です。
なお、多くの栽培者が夢見る「収穫」について、園芸生理学の観点から現実を直視しておく必要があります。アボカドの実がなるまでの年数は、種から栽培(実生=みしょう)した場合、最低でも7年〜15年以上の歳月を要します。
さらにアボカドは自家結実性が低く、午前中に雌しべが開く「タイプA」と午後に雌しべが開く「タイプB」の異なる品種を混植して受粉させる必要があります。加えて樹高が本来10mを超える高木であるため、一般家庭の鉢植え環境では「果実の収穫を狙うのは極めて難度が高く、光沢ある美しい葉と樹形を愛でる観葉植物として楽しむ」のが最も理にかなったアプローチです。