てんてんてんの正しい打ち方とは?中黒連打の罠と三点リーダー徹底解説
てんてんてんの正しい打ち方とは?中黒連打の罠と三点リーダー徹底解説についての真相をご紹介します。
文章の余韻や沈黙、言葉の省略を表現したいときに使われる「てんてんてん」。多くの人が日常的に使っているこの記号の正式名称は、約物(やくもの)と呼ばれる印刷・表記用記号のひとつである「三点リーダー(horizontal ellipsis)」です。
キーボード入力に慣れていない現場で見かけるのが、中黒(なかぐろ=「・」)を「・・・」と3回打ち込むケースです。見た目には似ているように思えますが、デジタルテキストの組版において、中黒の連打と三点リーダーは全くの別物として処理されます。
中黒を3回連打した場合、システム上は「独立した3つの文字」として認識されます。そのため、行末に差し掛かった際に単語の途中で不自然な改行が発生し、「・」だけが次の行の先頭に送られてしまう現象(行頭禁則違反)が起こり得ます。さらに縦書き表示に切り替えた際、中黒は中央に均等に並ばず、バラバラな位置に配置されてしまうフォントも珍しくありません。
一方、正式な三点リーダー「…」は、1文字分のスペースの中に3つの点が等間隔かつ水平(縦書き時は垂直)に配置された独立した記号です。文字の美しさだけでなく、可読性やアクセシビリティ(音声読み上げソフトでの認識精度)を担保するためにも、正式な三点リーダーを使用することが現代のデジタルライティングにおける基本原則となっています。