大動脈弁置換術で後悔しない選択|生体弁と機械弁の違いと最新治療

大動脈弁置換術で後悔しない選択|生体弁と機械弁の違いと最新治療にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

大動脈弁を治療するアプローチは、患者の年齢、全身状態、合併症の有無によって3つの選択肢に分かれます。

1. 従来の開胸手術(胸骨正中切開)
胸の中央の骨を縦に切開し、人工心肺装置を用いて心臓を止めて弁を直接交換します。術野が広く確保できるため確実性が高く、大動脈弁置換術の標準治療として長年の実績があります。冠動脈バイパス術など他の手術を同時に行う複合手術にも適しています。

2. 低侵襲心臓手術(MICS / 小切開手術)
胸骨を切らずに右胸の肋骨の間を5〜8cmほど小さく切開して手術を行います。骨を切らないため術後の痛みが少なく、骨の癒合を待つ必要がないため早期の社会復帰が可能です。傷跡が目立たない利点もありますが、高度な外科技術を要するため、心臓血管外科の手術実績や医師の熟練度が問われます。

3. 経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI / TAVR)
太ももの付け根などの血管からカテーテルを通し、心臓を止めることなく人工弁を留置する画期的な治療法です。胸を開かないため体への負担が極めて小さく、80歳以上の高齢者や呼吸器疾患・腎不全などのハイリスク患者に対する第一選択となっています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest