エンクローズ溶接と圧接の違いは?狭小配筋の手順と費用相場を徹底解明
エンクローズ溶接と圧接の違いは?狭小配筋の手順と費用相場を徹底解明について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。
Q1:ガス圧接と比べてコスト(単価)はどの程度高くなりますか?
A1:鉄筋径や施工数量によりますが、1箇所あたりの施工単価はガス圧接の約1.5倍から2倍強(D25〜D38クラスで約2,000円〜3,500円程度)が実勢相場です。これに加えて専用ワイヤ・シールドガス代、防風養生の手間、超音波探傷検査費用が加味されます。
Q2:雨天時や強風時でも現場溶接は可能ですか?
A2:原則として不可です。雨水による急冷は割れ欠陥を誘発し、風速2m/s以上の風はシールドガスを吹き飛ばしてブローホール(気孔)を多発させます。雨天・強風時に施工する場合は、完全な防雨・防風シート養生を設置し、母材の水分を完全乾燥・予熱する厳格な環境管理が必要です。
Q3:現場で施工する職人に必要な資格は何ですか?
A3:日本溶接協会(JWES)の「鉄筋溶接技能者資格」や日本鉄筋継手協会・エンクローズ溶接協会が認定する「溶接継手施工資格」等が必要です。無資格者による施工は確認申請時の検査不合格や構造瑕疵の原因となります。
Q4:既存ビルの耐震補強や増改築工事でも使えますか?
A4:非常に適しています。既存のコンクリートを斫(はつ)って露出させた短い鉄筋頭に対し、母材を軸方向に引っ張ることなく定位置で新設鉄筋と接合できるため、耐震改修工事での採用実績が多数あります。