島根名物「赤天とは」?赤い秘密と絶品の焼き方をプロが徹底解剖
島根名物「赤天とは」?赤い秘密と絶品の焼き方をプロが徹底解剖について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。
西日本有数の水揚げ量を誇る日本海沿岸の港町、島根県浜田市。この街のスーパーの惣菜コーナーや居酒屋のメニューに必ずと言っていいほど鎮座しているのが「赤天」です。全国的な知名度を獲得した現在でも、初めて実物を目にする人の多くはそのビビッドな赤褐色に驚きの声を上げます。
赤天の正体は、スケトウダラやイトヨリダイといった白身魚のすり身に赤唐辛子をたっぷりと練り込み、表面に細かなパン粉をまぶして植物油で揚げた「揚げかまぼこ(魚肉練り製品)」の一種です。一般的なさつま揚げやじゃこ天とは異なり、カツレツのようにパン粉をまとわせている点が最大の特徴と言えます。
赤天原材料と辛さの秘密について製造メーカーの配合記録や証言を検証すると、単に着色料で色づけしているのではなく、大量の上質な粉末赤唐辛子がすり身の段階で均一に混ぜ合わされていることが分かります。すり身の甘みと旨味が唐辛子のカプサイシンと絶妙に調和し、噛めば噛むほどピリリとした鋭い辛味が後を引く設計です。この「衣のサクサク感」「すり身の弾力」「ピリ辛の後味」という3重構造の刺激こそが、一度食べると忘れられない中毒性を生み出しています。