バイクの帽子型ヘルメットは違反?原付の安全基準と最新取締りの真相

バイクの帽子型ヘルメットは違反?原付の安全基準と最新取締りの真相についての疑問解決ガイドをご紹介します。

バイク用ヘルメットと自転車・作業用帽子型ヘルメットの決定的な違いは、日本国内の法律が定める「PSCマーク」の有無に集約されます。

消費生活用製品安全法に基づき、日本国内で「乗車用ヘルメット(バイク用)」として製造・輸入・販売される製品には、国の定めた技術基準に適合していることを示す「PSCマーク(特定製品)」の表示が義務付けられています。PSCマークのない製品を「バイク用ヘルメット」と謳って販売することは同法違反にあたり、販売事業者に対する刑事罰の対象となります。

加えて、一般財団法人製品安全協会が交付する「SGマーク」は、万が一の製品欠陥による事故に対して最高1億円の対人賠償保険が付帯する信頼の証です。SG規格では、排気量に応じた「125cc以下用」と「排気量無制限用」の2区分が存在し、それぞれ落下衝撃試験や耐貫通試験の基準値が厳格に差別化されています。

以下の比較表は、バイク用規格と自転車用・作業用帽子型ヘルメットの構造や安全基準の違いを整理したものです。

項目バイク用乗車用ヘルメット自転車用 帽子型ヘルメット軽作業用 キャップメット主たる安全規格PSCマーク(必須) / SG / JISCEマーク(EN1078) / 自転車SG / JCF公認CEマーク(EN812 / 軽作業帽規格)想定衝撃速度時速30〜60km以上の衝突・路面強打時速15〜20km程度の転倒静止物の突起物への頭部接触・軽微な打撃耐貫通性試験必須(尖った金属コーンの落下に耐える構造)規定なし(または簡易試験のみ)なしあごひも保持力強固(数十kg以上の引張荷重に耐えるリベット留め)簡易バックル(緊急時に外れる設計も存在)簡易ゴム紐または薄型テープバイク公道走行の適法性完全適合(合法)道路交通法違反の対象道路交通法違反の対象

125cc以下の小型限定スクーターであっても、時速50km前後でアスファルトに頭部を打ち付けた際の衝撃エネルギーは数千ジュールに達します。自転車用のインナーシェル(薄い発泡ポリスチレン+プラスチック帽体)では粉砕し、脳挫傷や頭蓋骨骨折を防ぐことは物理的に不可能です。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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