古米をおいしく炊く方法!パサつきや臭いが消える新米級の裏ワザ

これさえ読めば安心! 古米をおいしく炊く方法!パサつきや臭いが消える新米級の裏ワザの対策をロジカルに解説します。

玄米および精米は、収穫から時間が経つにつれて呼吸作用を続け、組織内部の水分が徐々に蒸発していきます。農林水産省の規格基準等によると、新米の水分含有量は概ね14.5%〜15.5%に保たれていますが、収穫後1年以上経過した古米では13%前後まで低下することが珍しくありません。この水分減少に伴い、米の主成分であるデンプン(アミロペクチンおよびアミロース)が硬化し、吸水しにくい細胞構造へと変化します。これが「パサパサして芯が残りやすい」食感の正体です。

さらに読者を悩ませるのが「古米臭(こまいしゅう)」です。これは玄米の表層にある脂質が空気中の酸素によって酸化され、ヘキサナールやペンタナールといった揮発性アルデヒド類へと分解されることで発生します。この古米臭の原因と完全除去の手順を正しく踏むことが、再生への第一歩となります。

臭いを断ち切る鍵は、精米の表面に残った酸化皮膜を最初の洗米段階で素早く洗い流す点にあります。古米の臭いを消す洗米テクニックと真相として、もっとも重要なのは「最初の水は注いだら10秒以内に捨てる」ことです。乾いた古米は吸水スピードが極めて速く、最初に注いだ濁り水を放置すると、酸化したヌカの臭気成分を一気に吸い込んでしまいます。最初の1〜2回はたっぷりの水で手早くかき混ぜて即座に排水してください。

続く本洗液では、手のひらの付け根を使って米同士を擦り合わせる「拝み洗い」を20〜30回行います。表面にできた酸化デンプンの薄皮を物理的に剥ぎ取るイメージです。白く濁る研ぎ汁が半透明になるまで3〜4回水を入れ替えてすすげば、不快な酸化臭はほぼ完全に除去できます。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest