村井教授のMega地震予測は当たるのか?的中率と科学的根拠の真相
村井教授のMega地震予測は当たるのか?的中率と科学的根拠の真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
村井俊治(むらい しゅんじ)氏は、東京大学生産技術研究所の教授や国際写真測量・リモートセンシング学会(ISPRS)の会長を歴任した、測量工学およびリモートセンシング分野における世界的な権威です。地球観測衛星の画像解析や空間情報工学の第一人者として輝かしい学術的業績を築いてきました。
同氏が地震予測の領域へと足を踏み入れた契機は、2011年3月の東日本大震災でした。未曾有の大惨事を前に「現代の地震学で予知ができないのであれば、測量工学の視点からアプローチできないか」という強い問題意識を抱いたと公の講演や自著の手記で語られています。こうして2013年に立ち上げられたのが、株式会社地震科学探査機構(JESEA)です。
MEGA地震予測の最大の技術的特徴は、国土地理院が日本全国約1,300か所に配備している「電子基準点」のGNSS(GPS)連続観測データを独自解析している点にあります。地下の断層破壊メカニズムを直接探る従来の地球物理学的アプローチとは異なり、地表に設置された基準点の上下動(隆起・沈降)や水平方向のミリ単位のズレを追跡し、異常な歪みが集中するエリアを特定して地震の前兆現象を捉えようと試みています。