少女コマンドーIzumi打ち切りの真相と五十嵐いづみの現在を総力検証
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1980年代後半のフジテレビ木曜19時30分枠は、『スケバン刑事』3部作が平均視聴率15〜20%超を連発していた東映制作のドル箱タイムテーブルでした。その後釜として企画された『少女コマンドーIZUMI』は、本来であれば2クール(全24話前後)以上の放送が予定されていた看板プロジェクトです。それがなぜ、わずか3ヶ月半・全15話という極端な短期で終了を余儀なくされたのでしょうか。
最大の要因は、ターゲット層のミスマッチと視聴率の急落にあります。当時のテレビ視聴率データや関係者の証言を振り返ると、本作の平均視聴率は約8.6%まで落ち込んでいました。『スケバン刑事』が「少女の情念」「友情」「ヨーヨーを使った様式美バトル」を軸に女子中高生やファミリー層を幅広く取り込んでいたのに対し、『少女コマンドーIZUMI』は1980年代のハリウッド映画(『コマンドー』『ランボー』)の影響を強く受けた本格的ミリタリーアクションへと舵を切りました。
セーラー服にアサルトライフル、バズーカ砲、本格的なコンバットナイフ格闘、さらには爆破スタントといった過激な演出は、一部のガンマニアや特撮ファンを熱狂させた一方で、前番組を支えていたティーン層や一般視聴者を急速に遠ざける結果となりました。また、激しいアクションに伴う撮影現場の過酷さや火薬使用に関する安全面の制約、1988年2月に控えていたカルガリー冬季オリンピックの中継日程や春の番組改編期が重なったことも、早期の幕引きを決定づける要因となりました。