あくまきとはどんな味?灰汁が醸す鹿児島伝統菓子の真実と美味しい食べ方
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あくまきの誕生には、薩摩武士の勇猛果敢な軍事史が深く関わっています。その起源として最も有力な説は、1592年の「文禄・慶長の役」において、薩摩藩主・島津義弘が長期戦に備えて考案した携行兵糧とされています。
その後、1600年の関ヶ原の戦いや、幕末から明治初期の動乱期においても重要な兵糧として重宝されました。特に有名なのが、1877年(明治10年)の西南戦争における記録です。西郷軍を率いた西郷隆盛は、保存性が極めて高く、酷暑の山中行軍でも腐敗しないあくまきを兵糧として腰に下げ、苛烈な戦陣を駆け抜けました。
日持ちがして腹持ちが良く、いかなる過酷な戦場でも腐らないその性質は、薩摩武士の「強靭な生命力」の象徴となりました。やがて明治以降、男子が逞しく健康に育つようにとの願いを込め、端午の節句 由来の祝い菓子として南九州全域の家庭行事に定着していったのです。