アリダードとはどんな道具?平板測量の仕組みや望遠鏡型との違いを徹底解説

アリダードとはどんな道具?平板測量の仕組みや望遠鏡型との違いを徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

アリダードの真価を発揮させるには、平板測量の手順詳細を正しく遵守しなければなりません。測量作業は大きく「平板の据え付け(外業準備)」と「アリダードによる測定・作図」の二段階に分かれます。

まず現場の測点上に三脚を開き、測板を大人の胸ほどの高さにセットします。ここで厳密に行わなければならないのが「平板の三条件」と呼ばれる基礎調整です。

  1. 整準(せいじゅん):測板の上にアリダードの水準器を置き、測板が完全な水平面を保つよう三脚の脚長や蝶ネジで調整する作業。
  2. 致角(ちかく・定位):測板の向きを現場の基準方位(既知の点や真北)に正しく合致させる作業。磁針箱(コンパス)や既知点への視準線を一致させて盤を固定する。
  3. 求心(きゅうしん):地面にある実際の測点(鋲や杭)の直真上に、図面用紙上の基準点を正確に一致させる作業。「求心器」と呼ばれるコの字型の金具と下げ振りを用いて数ミリの狂いもなく合わせ込む。

この三条件が整って初めて、アリダードの使い方へと移ります。測板上の基準点に針(留針)を軽く刺し、その針の側面にアリダードの定規部分を当てます。針を支点としてアリダードを回転させ、測定したい目標(地物や境界杭に立てたポール)を手前の視準孔から覗き込み、前視準糸とポールが重なったところで止めます。

視準が定まったら、定規のエッジに沿って細いシャープペンシルで軽快に線を引きます。続いて別の作業員が巻尺で測板から目標点までの実距離を測定。例えば「縮尺1/500」の図面を作成中で実距離が25mであれば、引いた線の上にアリダードの縮尺目盛を使って正確に5cm(50mm)の長さを取り、そこに点をプロットします。この「覗く・引く・測る・打つ」というリズミカルな動作を周囲の目標点に対して放射状に繰り返すことで、何もない白紙の上に現場のリアルな地形図が目の前で立ち現れていきます。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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