サンクチュアリの俳優は元力士?肉体改造の真相とキャストの裏側
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主人公・小瀬清(後の猿桜)を演じ、一躍世界的ブレイクを果たしたのが俳優の一ノ瀬ワタルです。強烈な眼光と野性味あふれる肉体から「本物の元相撲取りではないか」と噂されましたが、一ノ瀬ワタルの経歴と相撲経験を紐解くと、意外にも相撲自体の経験は皆無でした。彼のルーツは、10代から打ち込んできたキックボクシングにあります。
佐賀県出身の一ノ瀬は、かつてプロ格闘家を目指して単身タイへ渡り、ムエタイジムで過酷な内弟子修行を経験した筋金入りのファイターでした。帰国後に格闘技関係者の紹介でアクション俳優やスタントの世界へ足を踏み入れ、映画『HiGH&LOW』シリーズや『宮本から君へ』など数々の作品で唯一無二の凶暴な存在感を発揮してきた実力派です。
本作のキャスティングにおいて、まさに運命の巡り合わせとなったのがサンクチュアリオーディション秘話です。数百名規模の屈強な男たちが集められたオーディションで、制作陣が求めたのは単なる「身体の大きさ」ではなく、「土俵中央で社会に牙を剥く飢えと狂気」でした。当時の選考において、一ノ瀬は元格闘家としての骨太な重心移動と、底辺から這い上がろうとする剥き出しのパッションを披露。江口監督らに「清はこの男しかいない」と即座に確信させ、満場一致でサンクチュアリ猿桜役キャストの座を掴み取りました。