女優・佳那晃子の現在と闘病13年|奇跡の回復と70歳の旅立ちの真相
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佳那晃子さんの闘病生活を語るうえで欠かせないのが、夫である源孝志(みなもと たかし)氏の存在です。源氏はテレビ演出家、映画監督、放送作家として数々の名作ドラマを手掛けてきた才人であり、ふたりは互いの才能と感性を深くリスペクトし合う同志でもありました。
ふたりの間に子供はいませんでしたが、それゆえに夫婦の絆は極めて強固なものでした。佳那さんが倒れてからの源氏の献身は、並大抵のものではありません。多忙を極める演出・執筆活動の合間を縫い、熱海の自宅から静岡の療養施設へ足繁く通い続けました。闘病生活が長期化するにつれ、月々の入院・療養費や特別ケアの負担は膨大な額に達しましたが、源氏は仕事の現場を守りながら佳那さんの医療環境を全力で支え続けたのです。
当時、病室を訪れた関係者は「源さんは佳那さんの手を優しく握りながら、今日の天気や新しく書いている脚本の話をまるで以前と変わらない穏やかな口調で語りかけていた」と証言しています。言葉での明確な会話が難しくなってからも、佳那さんは夫の気配を感じると表情を和らげ、涙を浮かべることもあったといいます。13年間途切れることなく注がれた無償の愛こそが、彼女の驚異的な生命力を支え続けた原動力でした。