インフルと胃腸炎が同時発症?高熱・下痢の重複リスクと正しい対処法
インフルと胃腸炎が同時発症?高熱・下痢の重複リスクと正しい対処法の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。
発症直後は激しい苦痛が伴うため、「いますぐ救急車を呼ぶべきか、朝まで待ってかかりつけ医に行くべきか」の判断に迷う場面が必ず訪れます。専門的見地から導き出された明確な選別基準を提示します。
【受診を急ぐべき人・直ちに救急要請を検討する条件】
以下のいずれか1つでも該当する場合は、夜間・休日であっても救急外来の受診や医療機関への緊急相談が必要です:
・意識状態の異常:呼びかけに視線が合わない、ろれつが回らない、意味不明な言動がある、異常な興奮やけいれんが見られる。
・循環不全・重度脱水:半日以上排尿がない、皮膚が冷たく土気色になっている、呼吸が荒く肩で息をしている。
・消化器の器質的危険兆候:吐いたものにコーヒー残渣様のものや鮮血が混じる、便が真っ黒あるいは血便である、お腹を触ると板のように硬く激痛を訴える。
・基礎疾患保有者:重度の心疾患・腎不全・糖尿病・免疫不全がある患者、および生後6か月未満の乳児。
【自宅安静で経過観察が可能な人の条件】
一方、以下の条件がすべて満たされている場合は、慌てて夜間診療に飛び込むよりも、室内を保温・加湿して翌朝の通常診療時間まで安静を保つ方が患者本人の体力を温存できます:
・スプーン1杯ずつの経口補水液を吐かずに受け付けられている。
・排尿が数時間おきに確認でき、尿の色が極端に濃褐色ではない。
・高熱はあるものの、解熱剤(アセトアミノフェン)で一時的に熱が下がると表情が戻り、会話が成立する。
・激しい腹痛が持続的ではなく、排便後に一時的に和らぐ。