福島・郡山の「小さな四角」が世界を魅了? 誕生50周年に揺れるご当地パン熱狂の最前線

福島・郡山の「小さな四角」が世界を魅了? 誕生50周年に揺れるご当地パン熱狂の最前線とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

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物語の始まりは1976年にさかのぼる。郡山市内のパン屋「ロミオ」の職人が、「高校生にお腹いっぱい、安くておいしいパンを食べてほしい」という一心で考案したのが始まりだ。小ぶりの食パンを分厚くカットし、その上にこれでもかと流し込まれた濃密なミルククリーム。一口かじれば、やさしい甘さとミルクの風味が口いっぱいに広がる。気取らない見た目と圧倒的な満足感。それは瞬く間に、地元の学生たちの胃袋と心を掴んだ。

「当時は本当に普通のパンでしたよ。でも、部活帰りに友達と食べるのが最高の贅沢だった」――そう振り返るのは、地元で30年以上暮らす50代の男性だ。郡山市民にとって、このパンは単なる食べ物ではない。青春の記憶そのものであり、街のアイデンティティと強く結びついた「ソウルフード」なのだ。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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