さくらんぼジャムの作り方完全版!色止めと黄金比率・種取りの裏技
さくらんぼジャムの作り方完全版!色止めと黄金比率・種取りの裏技に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。
さくらんぼジャムの作り方において、最も多い失敗が「濁った茶褐色に変色すること」と「サラサラのまま固まらないこと」です。この2大問題を解決する決め手が、砂糖の割合とレモン汁の投入タイミングにあります。
さくらんぼの赤い色素はポリフェノールの一種である「アントシアニン」です。アントシアニンは酸性条件下で鮮やかな赤色に発色し、アルカリ性や中性に傾くと青紫から褐色へと劣化する性質を持っています。そのため、酸味の穏やかな日本のさくらんぼ(佐藤錦や紅秀峰など)には、果汁に対して約5%〜7%のレモン汁を初期段階で加えることが不可欠です。
また、ジャムが固まる(ゲル化する)ためには「ペクチン・酸・糖分」の3要素のバランスが揃わなければなりません。さくらんぼは自体のペクチン含有量が低いため、市販のペクチンなしで作る場合は以下の黄金比率を守ることが成功の鉄則です。
【さくらんぼジャム基本の黄金配合(ペクチンなし)】
・種を除いたさくらんぼ果肉:500g
・グラニュー糖(または上白糖):200g〜250g(果肉重量の40%〜50%)
・レモン汁:大さじ1.5〜2(約25ml〜30ml)
砂糖の割合を30%未満に抑えると、果汁が十分にゲル化せず水っぽく仕上がるだけでなく、保存性も著しく低下します。すっきりとした透明感のある赤色に仕上げたい場合は、雑味のないグラニュー糖の使用を推奨します。