天下りとは?なぜ悪いのか禁止理由と抜け道の実態を徹底解説
天下りとは?なぜ悪いのか禁止理由と抜け道の実態を徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。
天下り問題の中で最も国民の怒りを買ったのが、いわゆる「渡り」と呼ばれる実態です。渡りとは、官僚OBがひとつの特殊法人や関連企業に数年間だけ役員として在籍し、多額の退職金を受け取った後、別の特殊法人や外郭団体へ次々に転籍を繰り返す行為を指します。
短期間の在任を3〜4回繰り返すだけで、生涯を通じて数億円規模の退職金と報酬が公費や関連資金から支払われるケースがあり、特権階級的な蓄財システムとして激しい批判を受けました。現在は渡りに対する制限規定が設けられているものの、依然として業界団体から民間企業、独立行政法人へと渡り歩く実質的なルートが完全に根絶されたわけではありません。
内閣人事局による再就職状況の公表義務化など情報開示は進んでいますが、近年でも大手電力会社や防衛関連企業、メガバンク、通信大手などへの元次官・元局長クラスの顧問就任を巡り、国会で追及が続くなど、官民癒着への懸念は絶えずくすぶり続けています。