『いつ恋』最終回結末の真実と名言解説|音と練が選んだ愛の行方
『いつ恋』最終回結末の真実と名言解説|音と練が選んだ愛の行方の総合ガイドをお届けします。専門的な知識が詰まっています。
ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、第1部(第1話〜第5話)と第2部(第6話〜第10話・最終回)の2部構成で描かれました。北海道の雄大な自然の中で理不尽な養父母の束縛に耐えていた杉原音(有村架純)と、福島から上京して運送会社で実直に働く曽田練(高良健吾)。音の亡き母が遺した「手紙」をきっかけに出会った2人は、東京という大都会の片隅で惹かれ合いますが、様々な運命のいたずらに翻弄されてすれ違いを繰り返します。
5年の歳月が流れた第2部では、東日本大震災を経て心を閉ざしブラック企業のブローカーとなった練の苦悩や、音を献身的に支える介護施設グループの御曹司・井吹朝陽(西島隆弘)からのプロポーズなど、登場人物たちの置かれた状況は一変します。最終回に向けて物語が大きく動いたのは、音の胸に秘められた「本当の気持ち」でした。
最終回(第10話)において、音は朝陽の誠実な愛情に感謝しながらも、心の中に常に練がいることを偽れなくなります。朝陽は音の苦しみを見抜き、「僕を選ばなくていい。自分の人生なんだから、選んでいいんだよ」と、愛しているからこそ彼女の手を離すという究極の優しさを見せます。婚約を解消し、過去に決着をつけるために一度北海道へと戻った音のもとへ、練が自らのトラックを走らせて現れます。
音と練は、かつて訪れた北海道のファミリーレストランで再会し、取り留めのない日常の会話を交わします。2人が選んだ結末は、互いに依存し合って東京で同棲することではなく、「東京と北海道という物理的な距離があっても、同じ空の下で相手を想い、自分の足で誇りを持って生きる」という選択でした。帰り際、トラックの助手席から缶詰の桃を食べる音と、運転席で見守る練の穏やかな笑顔。2人の心は完全に結ばれており、タイトルが示す「いつかこの恋を思い出して泣いてしまう過去」ではなく、「今を生き抜くための現在進行形の愛」へと昇華したことが示唆されて幕を閉じました。