審判の英語を完全攻略!レフェリーとアンパイアの違いや誤審表現の真実
審判の英語を完全攻略!レフェリーとアンパイアの違いや誤審表現の真実に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
日本語では一括りに「審判員」と訳されますが、英語のReferee(レフェリー)とUmpire(アンパイア)の間には、語源と競技構造に根ざした根本的な違いが存在します。
レフェリーの語源は動詞の「Refer(参照する、委ねる)」に由来します。19世紀のフットボール黎明期、試合は基本的に両チームのキャプテン同士の話し合いで進行していました。しかし、意見が対立して収拾がつかない事態が発生した際、中立的な第三者に判断を「委ねた(referred to)」ことがレフェリー制度の起源です。そのため、サッカー、ラグビー、バスケットボール、ボクシングのように、「選手と共にフィールド内を動き回り、試合の流れを管理・仲裁する審判」をレフェリーと呼びます。
一方、アンパイアの語源は古期フランス語の「Nonper(同等でない者、第三者、奇数)」から派生した言葉です。チームの輪に入らず、完全に独立した第三者としてグラウンドの定位置に配置され、厳格なルール適用の判定を下す役割を担います。野球、テニス、クリケット、アメリカンフットボールの一部ポジションのように、「特定の固定位置や定点から、反則やアウト・セーフの客観的事実を判定する審判」にアンパイアが用いられます。
英語圏のスポーツジャーナリズムでは、この2つを取り違えることは初歩的な誤りとして扱われます。ルールブックに記された職責の思想そのものが異なる点に注目する必要があります。