藤浪晋太郎の死球問題と制球難の真相|乱闘劇から復活までの全軌跡
藤浪晋太郎の死球問題と制球難の真相|乱闘劇から復活までの全軌跡を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。
藤浪晋太郎が直面した最大の試練、それは「抜け球」による死球の急増でした。2013年のデビュー直後は、197cmの長身から投げ下ろす150km/h台後半の直球と鋭く曲がり落ちるカットボールを武器に、セ・リーグを席巻していました。当時の阪神時代における初期の登板成績は、高卒1年目から10勝6敗、防御率2.75と非の打ち所がない内容でした。
歯車が狂い始めたのは2016年前後です。最大の要因として指摘されるのが、長身投手ゆえのフォームの繊細さとリリースポイントのブレでした。身長が2メートル近い投手は手足が長い分、体の開きがわずか数ミリ狂うだけで、手元でのボールの軌道が何十センチも外側に抜けてしまいます。腕の振りが遅れて体が早く開くと、右打者の頭部方向へ抜ける危険球が生じやすくなるのです。
首脳陣による指導方針の度重なる変更やフォーム修正の試行錯誤が、かえって本人の天性の感覚を狂わせる結果となり、藤浪晋太郎のコントロールを支えていたフォームの再現性が徐々に失われていきました。