有機溶媒とは?身近な具体例一覧や水との違い・危険性と法規制を徹底解説

有機溶媒とは?身近な具体例一覧や水との違い・危険性と法規制を徹底解説に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

一口に有機溶媒と言っても、その化学構造によってアルコール類、ケトン類、エステル類、芳香族炭化水素類、脂肪族炭化水素類、含塩素系など多岐にわたる種類が存在します。私たちの生活圏から先端工場のクリーンルームまで、用途に応じた使い分けがなされています。

代表的な具体例として、除光液や工業用脱脂剤として著名なアセトンが挙げられます。アセトンは水にも油にも極めてよく溶け、極めて高い揮発性を持つケトン系溶媒の筆頭です。また、消毒液や酒類の主成分であるエタノールも広義の有機溶媒であり、抽出や洗浄の現場で日常的に使用されています。

工業現場や家庭用製品で多用される代表的な有機溶媒の特性データを下表に整理しました。

物質名・系統沸点・引火点データ極性の性質・水溶性主な用途・代表例アセトン
(ケトン類)沸点:約56.1℃
引火点:-17.0℃極性溶媒
(水に完全に溶ける)除光液、FRP樹脂洗浄、実験器具の脱脂洗浄エタノール
(アルコール類)沸点:約78.3℃
引火点:約13.0℃極性溶媒
(水に完全に溶ける)消毒液、香料・化粧品の溶剤、植物成分の抽出トルエン
(芳香族炭化水素)沸点:約110.6℃
引火点:約4.4℃非極性溶媒
(水に不溶)塗料用シンナー、接着剤、印刷インキの希釈剤イソプロピルアルコール(IPA)
(アルコール類)沸点:約82.4℃
引火点:約11.7℃極性溶媒
(水に完全に溶ける)電子基板・半導体洗浄、3Dプリンターレジン洗浄ノルマルヘキサン
(脂肪族炭化水素)沸点:約68.7℃
引火点:-21.7℃非極性溶媒
(水に不溶)食用油の抽出、ブレーキクリーナー、工業用脱脂ジクロロメタン
(塩素系炭化水素)沸点:約39.8℃
引火点:なし(不燃性)難水溶性
(水と分離する)塗膜剥離剤、金属脱脂洗浄、ウレタン発泡助剤
山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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