祝儀袋の入れ方で恥をかかない!お札の向きと上包みの折り方決定版
祝儀袋の入れ方で恥をかかない!お札の向きと上包みの折り方決定版に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
祝儀袋の中袋(中包み)にお札を収める際、最も守るべきルールは「お札の肖像画が中袋の表側(金額を書く面)を向き、かつ封入口を開けた瞬間に肖像画が最初に見える(上側)」という配置です。
これには儀礼としての明確な理由があります。肖像画を表に向けて上部に配置することは、「晴れの舞台に顔を堂々と出し、喜びの表情を相手に向けてお祝いする」という慶びの意思表明です。包みを開けた受け手が最初に偉人の顔と目が合うことで、祝意をストレートに伝える設計になっています。
一方で、肖像画を裏側に向けたり、肖像画を下に向けて封入したりする作法は、通夜や葬儀における「香典(不祝儀)」の絶対的ルールです。弔事では「悲しみのあまり顔を伏せる」「突然の不幸に顔を伏せて涙を落とす」という意味を込め、あえて肖像画を伏せて底に沈めるように入れます。つまり、祝儀袋でお札の向きを裏返しにする行為は、結婚祝いの席に「お悔やみ」のメッセージを忍ばせるのと同義になってしまうのです。
また、複数枚のお札(例:3万円で1万円札3枚)を包む場合は、すべての紙幣の上下・表裏を完璧に揃えることが必須です。1枚だけ向きが違っている状態は、受取人が金額を確認する際の心象を損ねるだけでなく、準備の粗雑さを示す証拠と受け取られかねません。