ラルク『眠りによせて』の切ない真相とは?Hydeが描いた歌詞の意味とPv秘話
ラルク『眠りによせて』の切ない真相とは?Hydeが描いた歌詞の意味とPv秘話に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
本作の唯一無二の浮遊感を生み出したのは、作曲を手掛けたkenの卓抜した音楽理論とセンスです。ロックバンドの楽曲としては珍しいボサノヴァ調の変則コード進行、テンションコード(7th、9th、maj7)を多用したアコースティックギターのアルペジオは、ジャズやフュージョンからの影響を巧みにJ-POP/J-ROCKへと昇華させた構造を持っています。
ギターコードの構成を見ると、メジャーセブンスの持つ切なさと、ドミナントコードの緊張感、そしてサビで一気に開放されるドラマティックな転調が緻密に設計されています。これにsakuraの繊細なブラシワークやリムショット、tetsuyaのメロディアスにうねるベースラインが重なることで、バンドアンサンブルとしての極致を見せています。
また、ファンの間で伝説となっているのがタイ(バンコクおよびパタヤ近郊)で行われたPV撮影のロケ地にまつわるエピソードです。オリエンタルな寺院、小舟が浮かぶ水辺、現地の喧騒と静けさが交錯する映像美は、監督・スタッフとメンバーが過酷な高温多湿の環境下で撮り上げたものでした。当時hydeが見せた金髪のボブヘアと中性的な佇まいは、映像表現におけるラルクのアイコンとして後世に絶大な影響を与えることになります。