思考に気をつけなさいの続きと全文!マザーテレサは誤解?真相を徹底解説

思考に気をつけなさいの続きと全文!マザーテレサは誤解?真相を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

この名言について最も議論が分かれるのが、「一体誰が最初に言ったのか」という作者の帰属問題です。ネット上や書籍では、主に以下の3名の名前が挙げられます。

1. マーガレット・サッチャー(英国元首相・鉄の女)説の真相

映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011年公開、原題: The Iron Lady)において、主演のメリル・ストリープ演じるサッチャーが医師に向かってこの言葉を力強く語る象徴的なシーンが存在します。劇中では、食料品店を営み地方議員でもあった父アルフレッド・ロバーツから教わった言葉として紹介されました。

サッチャー自身の回顧録や演説記録を精査すると、彼女が幼少期から父の厳格な規律と教えを深く敬愛していた事実は間違いありません。ただし、このフレーズ自体は父アルフレッドの完全な創作ではなく、当時の英国のプロテスタント社会や格言集で広く共有されていた教訓を引用したものと考えられています。

2. マザー・テレサ説の真相

日本ではマザー・テレサの日課の祈りや言葉として紹介されるケースが非常に目立ちます。彼女が設立した「神の愛の宣教者会」の施設に掲げられていたという証言や、関連書籍で引用されたことから定着しました。しかし、バチカンの公式資料やマザー・テレサ本人の一次著作物において、彼女自身がこの詩を創作したという明確な記録はありません。他者の優れた言葉を自らの精神修養として引用していたものが、後世に「彼女自身の言葉」として誤認・流布されたというのが実情です。

3. 最も有力とされる原典「フランク・アウトロー(Frank Outlaw)」

文献調査において最も具体的な記録として浮上するのが、米国の食料品チェーン「Bi-Lo」の創業者であるフランク・アウトロー(Frank Outlaw)氏です。1970年代の社内広報誌や業界誌に、彼の名義でこの詩が掲載された記録が残っています。さらに時代を遡ると、19世紀のアメリカの思想家ラルフ・ワルド・エマーソンや、中国の古代思想家である老子の言葉に起源を求める説もありますが、現在の定型詩としてのフォーマットを確立したのはアウトロー氏周辺の英語圏の文献である可能性が最も高いと評価されています。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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