建て込みとは?建築・撮影スタジオの違いや「建て方」との差を徹底解説
建て込みとは?建築・撮影スタジオの違いや「建て方」との差を徹底解説について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
建築工事の品質を担保する上で、躯体に関わる建て込み作業は極めて重要なポジションを占めます。代表的な「型枠建て込み」と「鉄骨建て込み」の具体的な流れを見ていきましょう。
コンクリート構造物を造る際の型枠建て込み手順は、正確な位置出しから始まります。床面に打たれた基準線(墨出し)に沿って「敷桟(しきざん)」と呼ばれる木材を固定し、そこに合板パネル(型枠)を順番に立てていきます。その後、コンクリートの側圧に耐えられるよう、セパレーターやフォームタイ、単管パイプを用いて強固に緊結し、下げ振りやレーザー測定器で垂直を確認しながら「サポート」と呼ばれる伸縮支柱でがっちりと固定します。
ビルの骨組みを構築する鉄骨建て込み工法では、大型クレーンを使用した重機作業が主役となります。基礎に埋め込まれたアンカーボルトに鉄骨柱を吊り下ろして仮固定し、梁を繋いだ後、トランシット(測量機)を使って柱の倒れや傾きを測定。ジャッキやワイヤーでミリ単位の歪みを補正(建入れ直し)した上で、高力ボルトの本締めや現場溶接へと移行します。
建て込み職人の仕事内容は、単なる力仕事ではありません。図面を読み解く空間把握力、風や重力によるたわみを計算に入れる経験値、そしてミリ単位の狂いも見逃さない測量技術が要求される高度な専門職です。