サトノダイヤモンド有馬記念の奇跡!キタサン撃破の勝因と種牡馬の現在
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サトノダイヤモンドの快進撃は、長年セレクトセールで高額馬を購入しながらも「GIに届かない」と言われ続けてきた里見治オーナーにとって、悲願の結実でした。
2016年秋、同馬が菊花賞を制して馬主歴24年目にして初のJRA・GIタイトルをもたらすと、同厩舎のサトノクラウンが香港ヴァーズを制覇。さらに有馬記念を勝ったことで、競馬界に「サトノ旋風」を巻き起こしました。公の場での里見氏の涙ぐむ表情は、競馬ファンの胸を熱くさせました。
その後、4歳春の阪神大賞典を完勝し、天皇賞(春)でキタサンブラックの3着に敗れた後、陣営は世界最高峰の舞台であるフランス・凱旋門賞への遠征を決断します。しかし、前哨戦のフォワ賞(4着)から本番の凱旋門賞(15着)にかけてシャンティイ競馬場の極端な重馬場とタフな芝質に見舞われ、本来のストライドを完全に封じ込められました。
帰国後は京都大賞典を勝利したものの、かつての絶対的な輝きを取り戻すことは難しく、5歳時の有馬記念(6着)を最後に現役を退きました。引退の理由は、度重なる激闘による見えない疲労や馬体の消耗を考慮し、ディープインパクトの正統後継種牡馬として万全の状態で次世代へバトンを繋ぐためという前向きな経営判断でした。