中島みゆき「地上の星」歌詞の意味|誕生秘話と紅白の真相を解き明かす
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『地上の星』の誕生には、番組の立ち上げを担ったNHKのチーフプロデューサー・今井彰氏の並々ならぬ熱意がありました。番組の企画段階で、スタッフの間では「男たちの戦いを描くのだから、骨太な男性ロックシンガーが良いのではないか」という意見が大勢を占めていたと当時の制作記録に記されています。
しかし今井氏は、「男たちの汗や奮闘を上から目線で肯定するのではなく、時代に埋もれた彼らの痛みを包み込み、崖っぷちに立つ人間を根底から肯定できるのは中島みゆきしかいない」と確信。中島みゆきのもとへ熱烈なオファーの手紙を送り続けました。
依頼を受けた中島みゆきは、提供された未編集のパイロット映像(戦後日本の黒四ダム建設やロータリーエンジン開発の過酷な記録)を凝視し、番組の意図を完全に汲み取った上で楽曲を書き下ろしました。完成したデモテープを聴いた番組制作陣は、そのあまりの凄みと歌詞の深さに言葉を失い、即座に主題歌としての起用を決定したというエピソードが残されています。