犬の足跡に隠された真実|猫や野生動物との見分け方と病気サイン
犬の足跡に隠された真実|猫や野生動物との見分け方と病気サインの見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
雪道やぬかるんだ土の上で足跡を見つけた際、真っ先に確認すべきなのが犬の足跡 爪の跡の有無です。イヌ科動物とネコ科動物の骨格構造には決定的な違いが存在します。猫は伸縮性の腱によって「鉤爪(かぎづめ)」を完全に鞘の中に格納して歩行するため、通常の足跡に爪痕は残りません。対照的に、犬は爪を引っ込める構造を持たないため、4つの指球(指の肉球)の先端に必ず鋭い点状または筋状の爪の跡がくっきりと刻まれます。
さらに、指球と掌球(中央の大きな肉球)の配置バランスにも明確な差異があります。犬の足跡は縦に長い楕円形を描き、中央の2本の指球が前方に突き出る構造です。一方、猫の足跡は全体が丸みを帯びており、掌球の形状も下部が3つの山(3葉)に分かれている点が際立ちます。
市街地や里山付近で混同しやすいのがタヌキと犬の足跡の判別です。同じイヌ科であるタヌキも爪痕を残しますが、その形状は犬と大きく異なります。小型犬の足跡が前後に引き締まった楕円であるのに対し、タヌキの足跡は人間の手のひらのように外側へ指球がパッと扇状に広がります。また、キツネは犬よりも足跡の輪郭がスマートで、4つの指球と掌球の間にX字の隙間が綺麗に通る特徴を持ちます。
雪の上の犬の足跡を観察する際は、歩行パターン(ストライドと歩様)にも注目してください。野生動物は体力を温存するため、前足が着地したまったく同じ窪みに後足を重ねて一直線に歩く「踏み直し」を行います。これに対し、家庭犬は左右に幅を持たせながら蛇行して進むため、2列のトラックが不規則に並ぶ傾向があります。