ペアローンはやめたほうが良い?2026年の金利上昇と離婚破綻の罠
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不動産販売の営業現場では「ご夫婦それぞれの年収を合算すれば、憧れのタワーマンションにも手が届きます」という甘いセールストークが繰り返されてきました。しかし、首都圏のメガバンク融資担当者は次のように実情を吐露します。「2020年代前半の超低金利時代に組まれたペアローンのうち、夫婦双方の年収上限まで借り入れた案件の返済相談が2025年後半から目に見えて増えている」というのです。
「ペアローンはやめたほうが良い」と強く指摘される最大の理由は、夫婦二人の現在の収入が35年間にわたって右肩上がり、あるいは現状維持であり続けるという極めて非現実的な前提に依存している点にあります。どちらか一方の収入ダウンや予期せぬライフイベントが発生した瞬間、世帯全体のキャッシュフローは一挙に崩壊の危機を迎えます。
さらに、2026年の金利ある世界へのシフトがこの脆弱性に追い打ちをかけました。変動金利の基準金利見直しによって、数千万円単位の融資をそれぞれが抱えるペアローン世帯では、毎月の返済負担増がダブルで家計を直撃します。手元資金に余裕がないフルローン世帯ほど、金利上昇に対する耐性が極端に低いのが冷酷な現実です。